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長福寺(ちょうふくじ)は岡山県美作市にある真言宗御室派の寺院。山号は真木山。本尊は十一面観音。詳名は真木山 般若院 長福寺と号する。三重塔は国の重要文化財に指定されており、岡山県下最古の木造建築である。 ==沿革== 寺伝によれば、天平宝字元年(757年)に鑑真が孝謙天皇の勅命により開いたという。『東作誌』のような近世の地誌にも同様の伝承を載せるが、どこまで史実を反映したものかは定かでなく、その後中世までの沿革も明確でない。なお、寺は現在の真木山麓ではなく、山上にあった。 その後は衰退していたが、鎌倉時代の弘安8年(1285年)円源が天台宗の寺院として再興した。再興後、僧坊は65坊を数え最盛期となった。天台宗と真言宗に宗派が頻繁に入れ替わったが、南北朝時代の明徳年間(1390年 - 1393年)に完全に真言宗の寺院となった。 江戸時代初期には40坊、中期に25坊、明治維新の際には4か寺となった。明治9年(1876年)2月の火災により奥の院を残し焼亡し、1か寺のみとなった。これが現在の長福寺である。江戸時代後期の文政年間(1818年 - 1829年)頃になると女人禁制も解かれ女性も登山できるようになった。 昭和3年(1928年)長福寺は山上から現在の地に移転した。山上に残されていた三重塔、真木山鎮守堂(山王権現堂)、金比羅大権現なども昭和26年(1951年)に現在地に解体移築された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「長福寺 (美作市)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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